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 Bass琢磨章悟 正式脱退のお知らせ

日頃より、それでも世界が続くならの音楽をご愛聴頂き本当にありがとうございます。
今日は寂しいお知らせをしなくてはなりません。

先日ベストアルバムの制作も決定したことを機に、
改めて、無期限活動休止を継続中のBass.琢磨章悟に、バンドへの復帰を促す形でバンドへの意思を確認しましたが、現時点でバンド活動を行う意思はないこと、また「このまま先延ばしにして待たせてしまうのはメンバーやファンの皆に申し訳ないのでこのタイミングで正式に脱退したい」という本人の意思を受け、琢磨は無期限活動休止の継続ではなく、正式に脱退させて頂くこととなりました。

琢磨は2011年の結成からのオリジナルメンバーであり、Dr.栗原に続き、同じ千葉県の友人から始まったオリジナルメンバーとしては2人目の脱退となります。琢磨は2011年の結成より前から、当時先輩で相談相手だった篠塚の自宅に転がり込み、長い間、兄弟の様に一緒に住んでいた時期もあります。

楽器経験がない状況から共にそれでも世界が続くならを結成したオリジナルメンバーでした。篠塚自宅で一緒にバンド名を考えた頃が懐かしいです。
2024年3月の活動休止より無期限の活動休止を経て、そのまま復帰することなく脱退となったことはとても寂しく、同時に、あの意思の弱かった琢磨がバンドとは別の人生を、自分の意思で選んだことを誇りにも思います。

14年も一緒にバンドを続けてくれたこと、そして友達として始まったこのバンドが、先日の脱退の電話でも、今でも「ガースーとしのくんがハッピーな方がいいよ!」「ノリオさん先月ライブ見にきたんでしょ?次は俺もノリオさんと一緒に観にいくよ!」と、15年経っても変わらず友達として言ってくれる親友が出来たこと、そんなメンバーとバンドを続けられたことを誇りに思います。

琢磨と共に歩む旅はこれで終わりですが、それでも世界が続くならは未経験の友人から始まったバンドです。正直に言えば、メンバーを探す気力が残っているとは言い難いし、このまま華々しく解散の方が綺麗なんじゃないだろうかと脳裏を過ぎる気持ちもありますが、それはたぶんめんどくさいだけなので、あまりコミュニケーションが得意じゃない我々ですが、オリジナルメンバーの琢磨と栗原の空けた席には、もう一度、ちゃんと友人だと誇れるメンバーを探して、「バンドはファミリーだからね!」と言っていた琢磨がライブを見にきても「上手いとかそんなの知らないけど、めっちゃいいやつでしょ」と誇れるバンドを、もう一度組もうと思っています。

それでも世界が続くならのファンの方の中には最愛の方と死別したという方もいます。僕らも、もう一度あんな人と出会えるかなとか見つけられるのかなとか浮かんでしまいますが、きっとあの時、友達じゃなかった琢磨と僕らが友人になれた様に、僕も君も、何度だって人と出会って何度も別れてそしてまた出会って、そうやって生きていいんだと他人には言いたいから、僕らもやらなきゃと思うのです。

バンドを続けることは生きるということに似ています。いつも希望が失望を連れてくる、傷つかない方法は何もしないこと、誰とも出会わないことかもしれません。人は思うより簡単に壊れてしまうし、誰もがいつか必ず死んでしまうし、バンドをやるってことも永遠じゃない、「何かを手に入れるということは何かを失うことの始まり」だなんて、本当は誰でも知っていることだと思うからこそ、気力もないまま、それでも何度でも探してみようと思います。

起こった出来事がただの不幸なのか、それともあの出来事があったから今があると言えるかどうかを、決めるのはその後の自分です。足掻くことです。

今回の脱退も終わりではありません。
別々の道を行く琢磨が僕らを気に病まないように、聴いたことのない轟音と痛いくらいリアルな音楽を作りながら、ここから、それでも世界が続くならはもう一度始まります。

メンバー探して、お前が誇れるようなバンドもう一回作ってやるからな。
見てろよ。

それでも世界が続くなら
篠塚将行 / 菅澤智史