それでも世界が続くなら official web site

 大切なお知らせと君への手紙

それでも世界が続くならは、12月27日に、不在だったドラマーの席に、最後の新メンバーとして、只野うとが加入し、もう一度、結成当時と同じ4人体制でバンドを再始動することにしました。

僕達は、千葉県の近所で出会った友人から始まったバンドです。ただでさえ団体行動や人間関係が不得意で、友達の少ない僕達なので、新しく友達を作ることもできず、脱退以降、数少ない友達の中から、もう一度バンドを始めるということは簡単ではありませんでした。

2018年に脱退した結成メンバーの則雄が、脱退以降、一度だけ、それでも世界が続くならのドラムをサポートとして叩いてくれたことがありました。その時「ああこれが僕たちだった」と僕達は気づいてしまいました。「もう僕達の知っている、それでも世界が続くならは二度と戻らないんだ」と本当の意味で理解したあの日、僕は、解散を決意しました。

そんな時、純粋で、友達思いで、空気読めなくて、少しおバカな後輩のうとちゃんが、「私が叩く」と言ってくれました。やってくれると言ってくれた人はたくさん居たけれど、何も考えず(?)そう言ってくれた友人は彼女だけでした。

変わりの人間なんていないけれど、あの頃には戻れないけれど、僕達は生きています。悔しいけれど「生きる」ということは「変わり続けること」なのだと認めるしかありません。
なら僕達は、最後にもう一度だけ、友達と真剣にバンドをやってみようと思いました。

もし次に誰かが脱退したら解散でいい。
新メンバーの加入は、これが最後だと思っています。

時間は戻りません。ただ前に進むだけ。仮に僕達が変われなくても、世界はどんどん変わっていきます。
あの時死のうと思った僕だけど、死ねと言われた僕だけど、僕はまだ無様に生きています。生きてしまうなら、あの時の僕達が誰にも望まれなくても、無様でもバンドをやった様に、もう一度だけ友達を信じて、ちゃんとバンドをやってみようと思います。

加入してくれる12月27日、その翌日の28日、バンドの生存10周年と、正式メンバー加入ありがとうを記念して、再始動ONE-MAN LIVE 2DAYS「右往/左往」を、12月27日-28日に下北沢CLUB Queにて開催します。右往左往、正に僕達の無様な人生そのものです。

まだまだ未熟な僕達だけど、どうか、出来ることなら、それでも世界が続くならを気にしてください。
こんなダサいバンドがいたという事を、君が広めてください。僕はまだ全部ぶっ壊すつもりです。そしてこの4人で君を迎えに行ける様に、出来るだけ仲良くバンドをやります。これが僕が人生を賭けた「それでも世界が続くなら」だと、これが僕の友達だと、胸を張って君に言える様に。

12月27日と28日、
君に会えるのを楽しみに、ライブハウスで待っています。

長くなってごめん、次は君の話をきかせて。
だから、これからもよろしくね。

それでも世界が続くなら
篠塚将行 / 菅澤智史 / 琢磨章悟 / 只野うと