現在開催予定のライブについて今の気持ち

今日まで本当にずっと考えて、
4人ですごく悩んで、決めました。
僕のバンドはライブをやります。

理由はいくつかあるんだけど、
まず僕らのバンドって、そもそも音源に比べて、昔からそんなにたくさん人がライブに来るわけじゃない。
何百人何千人規模なら分かるんだけど、正直、ライブハウスでは近くのマックや居酒屋とかとも比べ物にならないくらいガラガラの日もあって、僕らのよくやる250人キャパでも僕のバンドのワンマンでもない限り20人程度(乗車率で言ったら9%以外)とかの日も全然ある。
バンドによるけど、元々モッシュもなくてギュウギュウには絶対ならないしさせない僕らのライブはお世辞にも密集した至近距離とは言えないし、本当に「感染」ってことだけ考えたら、どう考えても僕らのキャンセルだけでこの国の感染の状況が変わると思えない。
ライブ以外にも、僕が家から絶対に出ないとかなら少しはわかる、けど、僕は普通にバイトに行くし電車にも乗るし家からも出てる。僕がバイトしていたライブハウスは20日目のキャンセルで店が休みで店長が泣いてたその隣には満員のマック。線引きも曖昧で、根本的にこの問題が僕ら規模のライブにだけあるとは思えない。

きっと、ライブハウスをよく知らない人は常に100?200人くらい居るイメージかもしれないけど、実際は全然違う。かっこ悪い話かもしれないけど、ライブハウスには全然スカスカな日もある、って言うか、基本的にそうやって誰も知らないバンドが徐々に育っていく始まりの場所で最後に戻る場所でもあって。
僕はバンドをやってるし昔からバイトもしてるけどだからこそ過剰に擁護する気もないしライブハウス至上主義じゃないし全然好きじゃない部分もいっぱいある。でも僕の悩みを聞いてくれて支えてくれた人達が、今日までの自粛とキャンセルで精神的にも金銭的にも限界になってきている。

僕のバイトしてるライブハウスは3月だけで20日以上のキャンセルが出た。キャンセル代を実質半分持つことに決めたプラネットKの店長のゴウくんも本当に毎日のキャンセルと金銭的な経営不振で苦しんでる、名古屋の鈴木実貴子ズのみきこちゃんの鑪ら場、みきこちゃんは「こういう時だからキャンセル無料」とか言ったら本当にみんな無料でキャンセル希望が殺到して。どうして優しい人が損ばかりするんだ。お世話になった人達が、貧乏でも笑って生きてきた友達が、目の前で苦しんでる。このまま経済的にも精神的にも長期間追い詰められたら、本当に誰かが自殺する可能性だってある。

僕は今、目の前で僕がお世話になった人達が苦しんでる方が緊急事態で、いじめられっ子だった僕をバカにもせず認めてくれたあの人達が本当に会うたびに死んでしまいそうな顔になっていってる人もいて。恩恵だけ受けてリスクだけ背負わないなんて嫌だ。もし、キャンセルするなら全額払う。何かしたいとは思ってる。

それと今決まってるライブはほぼ全部誘ってもらったライブで、3/22の野津さんのノズフェス、仮に僕がキャンセルしても野津さんはきっとやる。たぶん4/5のそれ媚びも絶対やる。あいつらたぶん地球が滅んでも絶対ライブする。仮に僕がキャンセルしても全然意味ない。むしろ俺がライブに行って死ぬほど手すりとかドアノブとかアルコール除菌で拭きに行った方が、実際安全な気がする。

某LONEのボーカルと2人で全会場のドアノブ何度も拭くよ。僕が出来ること全部やるよ。昨日、僕が行った入り口にアルコール除菌置いてあるだけでみんな使わずスルーしてお店に入ってるマックに行くよりも、僕らが逆に行って呼びかけて実際に微力でも除菌や対策を逃げずに考えて何かする方が、実際僕が出来ることの中で一番感染予防になるんじゃないかと僕は思う。

今日まで発表された感染者数は、中国8万人、イタリア1万人、アメリカ972人、日本は567人、(クルーズ船700)少ないって言うつもりはない。

絶対に僕のバンドのライブに来てくれた人からは感染は出さない。お世話になった人達も見捨てない。ただの理想論かもしれない、絶対なんてない、でも絶対に。僕はどっちも見捨てたくない。メンバーの為にも、お世話になった人達の為にも、僕の音楽を好きでいてくれる人の為にも、自分の為にも。

体調悪い人、風邪っぽい人、咳が出てる人も、今はライブには行かないでほしい。
ただの花粉症だったらごめん、音楽に孤独や人生を救われた人も居ると思う、本当にごめん。
君や僕の好きな音楽を守るために、今は我慢して欲しい。それと、不安な人は無理には来なくて大丈夫、来てくれるなら絶対にマスクはしてきてほしい。
あと全公演にアルコール除菌持っていくから、受付で絶対にやってほしい。

正直僕には何が正しいかはわかりません。
今後もライブについて考え続けると思います。
でも今は、僕は目の前の苦しんでる知人を大切にしたいと思いました。

実際、乗車率的に考えて僕らのライブは会場の人数制限もすると思います。体調が万全でマスクして、音楽を守りたい人だけ来てください。



篠塚将行/それでも世界が続くなら